Mr.Children「彩り」は平凡な日々の繰り返しが、誰かのためになっていることに気付かせてくれた。
Mr.Children「彩り」への手紙
謹啓
三寒四温を日々実感する毎日ですが、おかわりなくお過ごしでしょうか。
2007年3月14日発売のアルバム「HOME]であなたに出会い。もう12年も経つんですね。月日が経つのは早いものです。
元々あなたの親のMr.Childrenのファンでしたので、迷うこと無く「HOME]を購入。
アルバムに含まれる楽曲はどれも気に入りましたが、とくにあなた「彩り」は私を救ってくれました。
そのときの12年前の私は看護師3年目、日々の業務と長時間の残業で仕事が嫌になっていました。まさにただ目の前に並べられた仕事をこなしているような状況、経験年数は上がり、新人と比べると手際はよかったでしょう。
患者さんの「ありがとう」も素直には受け止められていなかったことを思い出します。
そして聞こえてくる「何気ない単純作業が・・・・、どこのだれかも知らない人の笑い声を・・・」の歌詞。ハッとさせられました。
私の関わりが患者さんの「笑顔」を生み、患者さんの笑顔はその方の家族を笑顔にする、その家族が笑えば、その人に関わるだれかも笑える。
「笑顔の連鎖」が生まれるんだと。
これはあなたが意図した意味では無いかもしれませんが、当時の私はそう感じたのです。
その気づきは今でも私の小さな勲章になっています。
今でも仕事はきついですし、家族、人間関係がつらくなることはあります。
報われない気持ちやなんか馬鹿馬鹿しくなることもあります。
そんな時はあなたに帰って行きます。
優しいメロディー、歌詞は私に「おかえり」と言ってくれているようです。
12年たった今でさえ色褪せることないく、永遠に語り継がれる名曲だと思っています。
本当にありがとうございました。
そして今後ともよろしくお願いします。
追伸
きっと私と同じように、あなたに救われた方は多いと思います。
赤、黄色、緑、金、銀、むらさきにピンク
もしかしたら違う色に感じた人もいるかもしれませんね。
これからも誰かの日常に寄り添って、綺麗な彩りを与えてあげてください。
勝手にレター管理人 りゅうより