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麒麟がくるの1話感想とネタバレ

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2020年NHK大河ドラマ麒麟(きりん)がくる」、今作は明智光秀の生涯を描いた作品となっています。

 

感想

初回放送は端的に面白かったです。

久しぶりの戦国大河ということですし、放送前から色々な部分で注目銘柄されていましたが、あまり史書など残されていない明智光秀の若い頃の話をドラマとして良く作られていたと思います。

意外に人間くさい部分があるのではと思わせてくれたりという物語として、これから本能寺の変までどのように展開していくのかなど今後を楽しみにさせてくれる初回放送でした。今後に期待します。

 

本気ネタバレ

1547年室町時代末期。武家の棟梁である将軍足利氏は、家臣たちの権力闘争と足利氏の内紛により力を失っていた。幕府は弱体化し、争いは各地へ伝染していった。京から40里離れた美濃の国にも戦乱の波は押し寄せていた。

そんな中、美濃にある明智荘の明智十兵衛光秀は、遠くからやってくる野党の音を聞きつけ、慌てて集まってきた味方に指示を飛ばした。
光秀「地の利はこちらにある。てはずどおりでよい。」
迫ってくる野党を前に隠れる明智勢。そしてタイミングを見計らって策に出た。田畑の傾斜を利用して、少数でも理にかなった戦法で敵を迎え撃つ。

大河ドラマとは思えない本格的なアクションが見ごたえ抜群!最後に野党が放った敵の弾丸が味方の肩に命中するも、鉄砲伝来前の時代でみんな何の攻撃だかわからずあっけにとられてしまった。

そうしている間に、慌てて野党が去り、捕まっていた捕虜・菊丸が置いて行かれた。光秀は菊丸に問いただす。
光秀「野党の頭が火を吹く長い筒を持っていただろう。あれは何だ?」
菊丸「ああ…鉄砲ですか。鉄の塊を飛ばし鎧も突き破る戦道具だと。堺でしか手に入らないものだそうです。」
そういって菊丸が去ると、村人の1人が言った。
村人「野党どもは去り、われらの勝ちにございます。」
すると明智は、焼けた田畑を見てこう言う。
光秀「野党どもはまた来るぞ。その度にこのありさまだ。何度戦えばここを守れる?何度戦えば!!」

もやもやした気持ちで明智城に向かった光秀は、叔父で明智城城主の明智光安に直談判をした。
光秀「今日野党と戦うてみて思うたことをいろいろと(伝えるために殿にお会いしたい。)」
ここは美濃の国境であるから野党に狙われやすいと受け入れない光安。殿もご配慮くださっている、出過ぎた真似はするなと光秀を突き返した。

そして、光秀は美濃・稲葉城までやってきていた。殿に直接会うことは叔父から止められたため、偶然を装って殿に会えないかと城前で出待ちしていたのだ。そこへ偶然にも斎藤高政(のちに義龍)がやってきて、中に入れと促す。城内で暇を持て余していた斎藤山城守利政(のちの道山)は、突然、数珠の数はいくつかと二人に問題を出す。高政は1500~1600だと答え、
「遠くの敵兵はこのように見える。お前は必ず敵の数を見誤り戦は苦戦する。困った若殿じゃ。」と小言を言われる。

光秀「2000を少々超えるかと。数珠ならば1つに108個。20人分なら2160個であるため。」と答えると、利政は光秀に名前を問い、話しを聞いてくれることに。
光秀はそこで、野党が今年だけですでに3度も襲ってきていること、そして鉄砲を使ったことを報告した。
光秀「はっきりしていることは、この先野党は何度でも来るということです。そして野党はほかの国々を知っている。鉄砲を知っている。我々はそれを知らないということです。」
利政「だから?」
光秀「私は野党に負けたくない。外の国々が見てみたいのです。堺がどういうところなのか、鉄砲とはどういうものなのか、見てきたいのです。この美濃のために。どうか私に旅をさせてください。」

利政「旅の許しを出して私に何の得があるというのだ?」
考える光秀。そして苦し紛れに出た
光秀「奥方様がご病気だと伺いました。私が京から名医を連れてまいましょう。」
すると、利政は振り向いてこう言った。利政「旅のかかりはいくらほしい?ははははははは」
おお!光秀の直訴成功!

明智城に戻り、母上に一両日中に旅に出ることを報告する光秀。土岐源氏の誉れを見に受けていることを忘れるなと背中を押す母上。旅立つ前の晩の二人の会話。なんだかジーンとくるものがある。

出立した光秀、まずは垂井宿で鉄砲屋・辻屋について聞き、近江・琵琶湖を船で渡り、比叡山を超え、堺までやってきた。見たことない賑わいを見せる堺の街並みや活気に心が躍る光秀。やっと辻屋に着くと、鉄砲を買いに来ていた将軍家奉公衆・三淵藤英に遭遇する。鉄砲を受け取った藤英は、試し打ちに光秀を誘う。そこで、打ち方を見た光秀は感嘆の声をもらす。

藤英「これは次に次にと打てぬ。戦には不向きだ。」
藤英はそういって辻屋に、光秀が鉄砲を欲しがっていると伝える。手に入れるには3か月はかかると言われた上、美濃は田舎だと馬鹿にする声に腹を立てる光秀。

そこへ現れた三好家重臣松永久秀が辻屋に圧力をかける。そして振り返ると、笑顔で光秀にこう言った
久秀「美濃の国が好きじゃ。そして美濃の者が好きじゃ。何故なら斎藤山城守がいるからじゃ。」
という。どうやら鉄砲を手に入れられるよう話をつけてくれるようだ。そして晩酌に連れていかれる光秀。そこで酒が回り、泥酔してしまう光秀。お金をすべて取られてしまった!?そう思った矢先、枕元には鉄砲が!なんと久秀が泥酔してる間に鉄砲を置いて行ってくれたのだ。鉄砲に感激する光秀。

鉄砲を抱えて堺を去り、京都に着いた光秀。街は荒れ果ててしまい、名医を探すのも一苦労だ。やっと手に入れた情報で、望月東庵を訪ねる。しかし話をする前から「美濃の国にはいかん」と断られた。
東庵「あるとき、お公家や大名の脈をとるのをやめようと決めたのだ。具合が悪いから診に来てくれと言われ、多くの病人をここへ残して出かけた。まぁ見事な広間に通されたが、病人はどこにもいない。しばらく待つとそこから中庭に連れていかれた。

そこに、犬が一匹いた。「大事な犬ゆえ金はいくらでも出す。」それで申し上げた。「犬に打つ鍼はありませぬ」と。」
光秀はそれを聞き、自分の父親について語る。
光秀「父上は生前自分にいつもこう言っていた。大事なのは一つ。ただ一つ。誇りを失えなわぬことだと。」

それだけを言って去ろうとする光秀。すると、そこに盗賊がやってきて街に火を放っていく。助けを求める声の中、火事で燃えている家の中に子どもが一人取り残されていると聞いた光秀。父親と一緒に、命も顧みず火の中を助けに行った。激しい火の粉、倒れる柱、もう駄目だと諦めた瞬間!こどもを抱えて出てきた!よかった!

火事が落ち着くと、東庵の助手・駒が話はじめた。駒は3つのとき、戦による火事に巻き込まれ、両親とともに焼け死ぬところを大きい手の人に助けられたそうだ。そのとき、怯えている駒に、助けてくれた恩人がこういった。

「戦は終わる。いつか戦のない世の中になる。そういう世を作れる人がきっと出てくる。その人は麒麟を連れてくるんだ。麒麟というのは、穏やかな国にやってくる不思議な生き物だよ。」
なるほど…ドラマの題名はここからきているのか…。そして光秀は言う。
光秀「旅をしてよくわかりました。どこにも麒麟はいない。何かを変えなければ…誰かが。美濃にも京にも麒麟はこない。」

カッコイイ!!!

そして東庵が近づいてきてこういった。
東案「家がなくなって困ったものだ。直すには金がかかる」
ブツブツ言いながら、「いっそ美濃にでもいくか」と。

よかったね!光秀!これで帰れる!

その頃、尾張織田信秀が大軍を率いて、隣国・美濃に攻め込む構えを見せていた。
一方、美濃では兵を出す準備をいている中、利政の娘・帰蝶が城に現れ、戦に加わりたいと申し出ていた。

 

 

 

 

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